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宗教戦争(しゅうきょうせんそう)

宗教改革が生み出したカトリック,プロテスタント両教会の対抗のもとで,16世紀後半から17世紀前半にかけて,全西ヨーロッパ的規模で展開された宗教的・政治的な紛争。フランスのユグノー戦争をはじめ,オランダ独立戦争,イギリスとスペインの角逐,ドイツでの三十年戦争などの諸局面を含む。これらを通じて政治権力の宗教に対する優位が実証されるとともに,思想的には啓蒙主義の宗教的寛容が促進された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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