1. 第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)

第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)

World War ・ ドイツ,イタリア,日本を中心とする枢軸国とアメリカ,イギリス,ソ連を中心とする連合国との戦争。1939年9月,ドイツ軍のポーランド侵攻に対し,英仏がドイツに宣戦したことによって始まった。開戦初期は2国間の戦争が中心であり,戦域も30年代からすでに日中戦争が戦われていた東アジアを除いて,ほぼヨーロッパに限定されていた。だが,41年12月8日の日本軍による真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まると,戦争は文字どおり世界規模のものとなった。また,41年6月に独ソ戦が勃発すると,反ファシズム戦争としての性格が著しく高まった。連合国側は同年8月大西洋憲章を発表し,42年1月1日には連合国共同宣言に署名して,反ファシズム戦争の遂行を約束した。戦局は,40年から42年半ばまで枢軸国側が優勢であり,ドイツ軍はデンマーク,ノルウェー,フランスを占領し,日本軍は東南アジア諸地域を占領した。しかし,42年6月ミッドウェー海戦での日本軍の敗北や独ソ戦の膠着により,しだいに形勢は逆転した。43年1月ソ連軍はスターリングラードの戦いでドイツ軍を撃破し,同年5月北アフリカでは連合軍が枢軸国軍を降した。7月には連合軍がシチリア島に上陸し,9月イタリアは降伏する。43年11月のカイロ会談やテヘラン会談などで,米英ソを中心とする連合国の協力関係が強化され,その後も45年2月にヤルタ会談,7月にポツダム会談が開かれた。44年6月連合軍はノルマンディに上陸し,8月パリを解放する。45年に入ると東西からベルリンへ進撃し,5月7日ドイツは無条件降伏してヨーロッパの戦争は終わった。太平洋地域では,43年以降アメリカ軍が反攻に転じ,44年10月フィリピンに上陸,45年4月沖縄本島に上陸した。8月上旬には広島と長崎に原子爆弾が投下され,ソ連が参戦すると,日本は8月14日無条件降伏した。こうして,兵士・市民あわせて5000万人を超えるともいわれる死者を出して,第二次世界大戦は終わった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう