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太尉(たいい)

大尉とも書く。前漢初期の最高武官。武官を尉といい,郡尉,県尉は郡県の最高武官をいう。秦代は国尉といったが,前漢には国家の最高位の武官を太尉といった。太は大と同じ意味。丞相(じょうしょう)(行政),御史大夫(ぎょしたいふ)(監察)と並ぶ中央の高官。周勃(しゅうぼつ),周亜夫(しゅうあふ)父子が,それぞれ呂氏(りょし)の乱や呉楚(ごそ)七国の乱を鎮定した太尉として知られる。前漢武帝以降は大司馬(だいしば)あるいは大司馬将軍と改められた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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