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トラヤヌス

Marcus Ulpius Trajanus 53~117(在位98~117) ローマ皇帝。ヒスパニアの出身。軍職を歴任し,ネルウァ帝の養子となり,帝位を継ぐ。五賢帝のうちの第2番目にあたり,元老院と協調して統治を安定させた。対外的には積極的な進出を図り,ダキアを征服して,ローマ市のフォルムに記念柱を建てて,その勝利を祝った。また帝国の東方に遠征したほか,南方にも進出した。ローマ帝国の領土が最も大きく広げられたのは,帝のときである。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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