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案文(あんもん)

案とも。本来の文書(正文(しょうもん))に対する語。正文作成後に,それに準じて作られた写しの文書のうち,効力も正文に準じるもの。同文の文書を複数の受取人に出す場合や,正文を紛失した場合,訴訟のときに証拠として提出する場合,権利の一部を他人に譲与する場合などに作成される。たんに参考のためや学問的な興味から写され,効力までを期待しないものは写(うつし)とよばれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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