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安政の改革(あんせいのかいかく)

幕末期の外圧危機に対して,安政年間(1854~60)に老中阿部正弘を中心に行われた幕政改革。開港にそなえた国防強化を中心に,講武所の充実や洋式訓練の採用,長崎海軍伝習所の設立,韮山(にらやま)反射炉の完成,洋学所の設立などが行われた。阿部は水戸藩主徳川斉昭(なりあき),福井藩主松平慶永(よしなが),鹿児島藩主島津斉彬(なりあきら)らの支援をとりつけ改革反対派を抑え,川路聖謨(としあきら)・筒井政憲・永井尚志(なおゆき)・井上清直・岩瀬忠震(ただなり)・勝海舟ら清新な人材を登用した。外圧による危機意識を媒介に,ゆらぎつつあった幕藩体制の再強化をめざしたもので,登用された人材はその後,開明派吏僚として外政・内政両面で指導力を発揮した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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