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在原氏(ありわらうじ)

平安初期に,平城(へいぜい)天皇の皇子である高岳(たかおか)親王・阿保(あぼ)親王らの子らに賜った氏姓。薬子(くすこ)の変によって高岳親王は廃太子となり,阿保親王も左遷されて皇位から遠ざかった。高岳親王の子らは王号を止められて賜姓をうけ,826年(天長3)には阿保親王の上表に応じて,その子仲平・行平(ゆきひら)・守平・業平(なりひら)らに在原朝臣(あそん)の賜姓があった。行平は中納言まで進み,一門子弟のための大学別曹奨学院も設けられたが,氏の勢力はあまりふるわなかった。業平は歌人として著名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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