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有毛検見(ありげけみ)

江戸時代の検見の一種。田畑の上中下の等級や石盛(こくもり),根取米(ねどりまい)などを無視し,実際の収量に応じて年貢の額を決定する方法。検見に先立って,まず村方で坪刈をし,田方一筆ごとに現実の収穫に応じた有籾量を算出して,これらの段別を集計した内見合付(ないみごうつけ)帳を代官に提出する。これに検見による坪刈で算出した刈出籾を加味して村全体の籾収穫量を決定する。生産力の上昇分を確実に把握することができるため,幕領では勘定奉行神尾春央(かんおはるひで)によって,1749年(寛延2)からとくに畿内の綿作地域の農村で採用された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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