荒木田守武(あらきだもりたけ)
生没 1473~1549.8.8 戦国期の神宮祠官・連歌師。荒木田一門薗田(そのだ)氏の出身で,父は荒木田守秀,母は荒木田(藤波)氏経の女。守晨(もりとき)の弟。1541年(天文10)一禰宜(ねぎ)となる。宗鑑(そうかん)から連歌を学び,「新撰菟玖波(つくば)集」に入集のものをはじめ,1508年(永正5)の「法楽(ほうらく)発句集」などの連歌集,30年(享禄3)の「独吟百韻」などの俳諧集,25年(大永5)の教訓歌集「世中(よのなか)百首」などがある。俳諧の祖ともよばれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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