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荒木宗太郎(あらきそうたろう)

生没 ?~1636.11.7 近世初期の朱印船貿易家。肥後国に生まれ,1588年(天正16)長崎に移住。1606年(慶長11)のシャム渡航を初見として,鎖国直前の32年(寛永9)まで6回の朱印船派遣が確認される。渡航地はおもに交趾(コーチ)(中部ベトナム)で,みずから渡航して交易にあたった。交趾の実力者の阮(げん)氏の信任が厚く,その一族の女性を妻とした。荒木家はその後,長崎西築町の乙名(おとな)役を勤め,代々継承した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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