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雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)

生没 1668.5.17~1755.1.6 江戸中期の儒学者。名は東・俊良・誠清(のぶきよ),字は伯陽,通称は東五郎。号は芳洲・尚絅(しょうけい)堂。近江国伊香郡雨森の出身。16~17歳のとき江戸に出て木下順庵に入門。1689年(元禄2)順庵の推挙により対馬国府中藩に仕え,文教をつかさどり,対朝鮮外交に従事。幕府との折衝にも尽力し,朝鮮通信使の待遇問題などでは同門の新井白石と対立した。「交隣提醒」は朝鮮外交の概要を記した名著。朝鮮語研究にも成果をあげ,「芳洲詩集」「橘窓文集」「橘窓茶話」「多波礼草(たわれぐさ)」などの著書もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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