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奄美大島(あまみおおしま)

古くは海見・阿麻美・菴美とも。鹿児島県南部の奄美群島最北にある島。面積712平方キロメートル。奈良時代は南島路の遣唐船の中継地として重視された。中世には琉球王国の支配下に入ったが,1609年(慶長14)の島津氏の琉球征服以後,鹿児島藩の直轄地。近世前期に中国から甘蔗栽培と黒糖製法が伝わり,島内に広まった。財源として黒糖を有望視した藩は漸次専売政策を強化し,ことに調所広郷(ずしょひろさと)の天保の財政改革で推進された砂糖惣買入専売制度の徹底は,島民にきびしい生活を強いた。明治期以後鹿児島県に属し,第2次大戦後は米軍の直接軍政下におかれたが,1953年(昭和28)12月奄美群島返還の日米協定が調印され,日本に復帰した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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