安倍晴明(あべのせいめい)
生没 921~1005.12.16/9.26 「はるあき」とも。平安中期の陰陽道(おんみょうどう)・天文道の達人。大膳大夫益材(ますき)の子で,陰陽道安倍氏の祖。960年(天徳4)天文得業生(とくごうしょう)のとき,焼失した節刀の形状を勘申したのを初見とし,以後天文博士・左京権大夫などを歴任,1005年(寛弘2)中宮行啓に反閉(へんばい)奉仕したのを最後とする。賀茂忠行(ただゆき)・同保憲(やすのり)を師として陰陽道・天文道を学んだ。生前から名声高く,平安後期以降安倍氏の隆盛とともに伝説化された。著書「占事略決」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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