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安倍貞任(あべのさだとう)

生没 ?~1062.9.17 平安中期の陸奥国の豪族。頼時の子。厨川(くりやがわ)二郎と称する。1056年(天喜4)陸奥権守藤原説貞(あきさだ)の子弟を襲撃し,前九年の役が勃発。翌年,父が戦死したあと,弟宗任(むねとう)とともに源頼義の軍を破ったが,62年(康平5)頼義が清原武則の支援をうけて攻勢に転じ,厨川柵(現,盛岡市)の戦で負傷し捕らえられ死亡。34歳または44歳ともいう。衣川柵(現,岩手県平泉町あるいは奥州市衣川区)の戦の際,源義家と交わした問答歌の逸話は有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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