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安部磯雄(あべいそお)

生没 1865.2.4~1949.2.10 明治~昭和期の社会主義者。筑前国生れ。同志社に学び,海外留学から帰国後,東京専門学校講師となる。キリスト教的人道主義の立場から社会主義を唱え,1901年(明治34)社会民主党を結成した。10年の大逆事件以後,社会主義運動から退き,学生野球などのスポーツ振興に尽力。24年(大正13)日本フェビアン協会を創立,同年6月大山郁夫(いくお)らと政治研究会をつくる。26年(昭和元)労働農民党の結成を指導し,同年12月右派の社会民衆党を結成して委員長,32年7月にはその後身の社会大衆党の委員長となった。その間28年の総選挙から4度衆議院議員に当選し,第2次大戦後は日本社会党の顧問となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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