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安宅船(あたけぶね)

戦国期~文禄・慶長期の水軍の主力艦で,重装甲・重武装の伊勢船や二形船(ふたなりぶね)をさす。総矢倉(そうやぐら)上に城郭風の天守をあげ,また薄い鉄板で装甲することもある。小さいものは500石積だが,多くは1000石積以上で,1人用の小櫓(ころ)で50挺から160挺の櫓(大櫓(おおろ)なら6割程度)を装備した。1609年(慶長14)9月幕府が西国大名の水軍力抑止の目的で,西国から500石積以上の船を一掃したため,大型の安宅船は姿を消す。各地には小安宅船が残ったが,元和偃武(げんなえんぶ)以降は速力が遅く動きも鈍い安宅船にかわって,大型化した快速の関船(せきぶね)が水軍の主力となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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