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安宅関(あたかのせき)

石川県南部,小松市にあった関所。梯(かけはし)川河口に面し,古来から海上・陸上交通の要衝。「延喜式」に安宅駅がみえ,「源平盛衰記」には安宅・安宅の渡・安宅城・安宅松原が記される。謡曲「安宅」は「義経記(ぎけいき)」などを題材にしたもので,北国を下向する源義経の一連の受難を描く。のちに歌舞伎の「勧進帳」ともなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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