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飛鳥寺(あすかでら)

(大)法興(ほうこう)寺・(本)元興(がんごう)寺とも。奈良県明日香村にある寺。現在は真言宗豊山派で安居院(あんごいん)と称する。崇峻元年,蘇我馬子(うまこ)の発願で創建。596年(推古4)に塔が完成し,606年には鞍作鳥(くらつくりのとり)作の丈六釈迦像を金堂に安置した。蘇我氏の氏寺として建立されたが,高句麗(こうくり)の慧慈(えじ),百済の慧聡(えそう)らの渡来僧が住し,飛鳥時代の仏教の拠点として繁栄。677年(天武6)当寺で一切経会(いっさいきょうえ)が修され,天皇が南門に出御した。680年にはとくに官治の例にいれられた。大官大寺・川原寺・薬師寺とともに飛鳥の四大寺と称され,唐から帰朝した道昭も当寺の東南に禅院をたてて住し,法相の教えを広めた。平城遷都にともない,718年(養老2)平城京に移され,旧地の寺は平城京の元興寺に対して本元興寺とよばれた。東・西・北の金堂が塔をとり囲む飛鳥寺式伽藍配置は,朝鮮半島の様式をうけついだとされる。飛鳥寺跡は国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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