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芦田均(あしだひとし)

生没 1887.11.15~1959.6.20 昭和期の外交官・政治家。京都府出身。東大卒。外交官試験に合格し,最初の任地ペテルブルクでロシア帝国の崩壊を目撃。満州事変を機にベルギー大使館勤務を最後に辞職,立憲政友会に入党した。「ジャパン・タイムズ」社長に就任。第2次大戦後は日本自由党創立に参画するが,吉田茂とのライバル意識からしだいに離れ,新憲法制定時の衆議院憲法改正特別委員会委員長として,憲法解釈に独自の立場をとる。1947年(昭和22)民主党総裁となり,社会党との連立内閣に外相として入閣。さらに翌年首相となるが,昭和電工疑獄で総辞職においこまれ,晩年は志を得なかった。「芦田均日記」(全7冊)がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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