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足利義教(あしかがよしのり)

生没 1394.6.13~1441.6.24 室町幕府の6代将軍(1429.3.15~41.6.24)。3代義満の子。4代義持の同母弟。法名普広院善山道恵。従一位左大臣・贈太政大臣。はじめ青蓮院に入室して義円(ぎえん)と称し,天台座主となる。1428年(正長元)義持の死後神籤(くじ)で選ばれ,還俗して義宣(よしのぶ)と改名。翌年元服,将軍就任と同時に義教と改名。はじめ諸重臣の意見を求めつつ政務を行ったが,徐々に将軍専制の志向を強め,有力守護大名の家督改めや,前代まで重用された勧修寺(かじゅうじ)・日野など諸家に対する圧迫を進めた。永享の乱では幕府に対立した鎌倉府を討滅。しかし一色義貫(いっしきよしつら)と土岐持頼の謀殺など,そのきびしすぎる政策は諸大名の不満・不安を招き,赤松満祐に誘殺された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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