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足利義輝(あしかがよしてる)

生没 1536.3.10~65.5.19 室町幕府の13代将軍(1546.12.20~65.5.19)。12代義晴の長子。母は近衛尚通(ひさみち)の女。初名義藤(よしふじ)。法名光源院融山道円。従四位下参議。細川晴元らに擁立され,11歳で将軍職を譲られ,当初は父義晴の補佐をうける。1547年(天文16)細川氏綱と結んだため,晴元から京都を追われる。翌年講和したが,49年晴元が三好長慶に敗れると近江国坂本へのがれ,義晴没後朽木(くつき)に移った。52年に一時帰京するが,まもなく朽木に戻る。58年(永禄元)六角義賢の尽力で長慶と和して京都に帰還。交戦中の戦国大名間に和議を勧めるなど将軍権威の回復に努めた。しかし長慶没後に実権を握った松永久秀や三好三人衆に居館を襲撃され,奮戦ののち自害。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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