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足利義稙(あしかがよしたね)

生没 1466.7.30~1523.4.9 室町幕府の10代将軍(1490.7.5~93.6.29,1508.7.1~21.12.25)。初名義材(よしき),のち義尹(よしただ)。父は義視(よしみ),母は日野政光の女(富子の妹)。法名恵林院厳山道舜。従二位権大納言。9代将軍義尚(よしひさ)没後,日野富子の支持で義尚継嗣とされ,義政死後将軍となる。奉公衆の掌握のため,義尚にならい六角高頼の討伐に出陣。さらに畠山政長の要請で河内国正覚寺へ出陣したが,細川政元に将軍職を廃されて幽閉。のち越中へ逃れ,1499年(明応8)京都回復をはかるが失敗,周防の大内義興を頼った。義興に擁され上洛後,再度将軍位につく。しかし義興帰国後,細川高国との対立から,1521年(大永元)淡路へ出奔,将軍職を廃された。阿波国撫養(むや)で死去。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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