1. 用語
  2. 日本史 -あ-
  3. 足利成氏(あしかがしげうじ)

足利成氏(あしかがしげうじ)

生没 1434?~97.9.30 室町中期~戦国期の武将。初代古河公方(こがくぼう)。鎌倉公方持氏の子。従四位下左兵衛督。幼名万寿王丸。法名乾亨院久山道昌。永享の乱(1438~39)後,鎌倉からのがれて信濃の国人大井持光を頼る。1447年(文安4)公方就任と鎌倉帰還をはたした。49年元服,将軍足利義成(のち義政)から1字をうける。54年(享徳3)上杉氏勢力一掃のため関東管領上杉憲忠を謀殺,幕府と上杉氏に対抗しようと古河に拠を移した。幕府から派遣された堀越(ほりごえ)公方に対し,これを古河公方という。以後長く上杉氏と戦うが,77年(文明9)和睦。ついで82年幕府とも和睦した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう