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足利氏満(あしかがうじみつ)

生没 1359~98.11.4 南北朝期~室町中期の武将。2代鎌倉公方(くぼう)。初代基氏の子。従四位下左兵衛督。幼名金王(こんのう)丸。法名永安寺璧山道全。1367年(貞治6・正平22)父の死により9歳で鎌倉公方となる。その直後,鎌倉府の武蔵国支配に不満をもつ河越・高坂両氏を中心とした武州平(へい)一揆の反乱を鎮圧。79年(康暦元・天授5)には京都の政変に乗じて将軍足利義満の打倒をはかるが,関東管領上杉憲春の諫死(かんし)で思いとどまる。その後は関東有数の大豪族小山(おやま)義政・若犬丸父子2代にわたる反乱鎮圧に努めた。92年(明徳3・元中9)には幕府から陸奥・出羽両国の管轄権を与えられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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