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浅見絅斎(あさみけいさい)

生没 1652.8.13~1711.12.1 江戸前期の儒学者。名は安正,通称は重次郎,絅斎は号。崎門(きもん)三傑の1人。近江国生れ。はじめ医師だったが,28歳のとき山崎闇斎の門に入り朱子学を学ぶ。塾を開いて弟子をとり,生涯仕官せず,江戸の地も踏まなかった。師説を忠実に継承したが,闇斎の神道説はとらず,また闇斎の敬義内外の説を批判して破門された。中国の忠臣義士を顕彰した編著「靖献遺言(せいけんいげん)」は,幕末の尊王攘夷派の志士たちに大きな影響を与えた。ほかに筆録「箚録(さつろく)」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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