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安積澹泊(あさかたんぱく)

生没 1656.11.13~1737.12.10 江戸前・中期の儒学者。常陸国水戸藩士。父は貞吉。名は覚,字は子先,通称は覚兵衛,澹泊斎・老圃(ろうほ)と号した。祖父以来水戸藩に仕え,水戸藩の賓客であった明の遺臣朱舜水(しゅしゅんすい)に師事して儒学を学ぶ。1683年(天和3)彰考館編修,93年(元禄6)同総裁となり,2代藩主徳川光圀(みつくに)のもとで「大日本史」編纂の中心的役割をはたし,また「論賛」を執筆。致仕後も紀伝稿本の筆削補訂に従事。新井白石・室鳩巣(むろきゅうそう)・荻生徂徠(おぎゅうそらい)らと親交があり,前期水戸学を代表する学者。著書「西山遺事」「烈祖成績」「澹泊史論」「澹泊斎文集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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