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上知(あげち)

「じょうち」とも。上地とも。江戸時代,幕府が大名領・旗本領を没収すること。また大名が自分の家臣の領地を没収する場合にも用いる。没収された土地は上り知とよんだ。処罰的な場合と行政的な場合があり,1843年(天保14)に幕府が江戸・大坂周辺の私領を,替地を与えて収公しようと試みて失敗した上知令は,行政的な例としてよく知られる。なお上地と書くときは,農民の土地を収公する上り田地を意味する場合が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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