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秋田城(あきたじょう)

出羽国北部におかれた古代の城柵。秋田市寺内大畑にあり,雄物川河口東岸の高清水丘陵上に位置する。733年(天平5)に出羽柵(でわのさく)(現,山形県庄内地方)を秋田村高清水岡(たかしみずのおか)に移転。760年(天平宝字4)の丸部足人(わにべのたるひと)解状に「阿支太(あきた)城」とみえ,この頃までに改称された。外郭施設は,はじめ築地のち材木塀で,1辺550mの不整な多角形状。政庁は東西94m,南北77mで,はじめ築地のち材木塀で区画され,正殿(せいでん)や広場を配する。当城におかれた出羽国府は804年(延暦23)に廃されたが,城は北方支配の拠点としてその後も機能した。830年(天長7)には震災にあい,878年(元慶2)の俘囚(ふしゅう)の反乱では多くの官舎が焼損したものの,のち復旧された。平安時代には出羽介が秋田城専当となり,のち秋田城介などと称した。城跡は国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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