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明障子(あかりしょうじ)

外からの光を通すように紙や絹を張った障子。現在では紙障子をいう。鎌倉時代の公家・武家の家屋で用いられ始め,書院造の流行とともに普及。民家でも室町時代の記録に現れる。採光に利点があり,座敷回りを中心に使われた。古くは夜間や降雨時に板戸と明障子とを交互に用いたが,雨のあたりやすい下部に板を張った腰付障子ができたり,外側に雨戸をしつらえるようになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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