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赤旗事件(あかはたじけん)

1908年(明治41)6月東京神田でおこった社会主義者と警官隊との衝突事件。当時の社会主義運動は直接行動派と議会政策派が対立していたが,筆禍事件で入獄中の山口孤剣(こけん)は分裂に無関係だったため,出獄歓迎会には両派が出席。錦輝館での会終了後,直接行動派が赤旗を振り回して警官隊と衝突。大杉栄・荒畑寒村やなだめ役の堺利彦・山川均(ひとし)ら16人が検挙された。当局は事件を重大視,関係者を重科に処し,社会主義者弾圧を加速して,大逆事件に至った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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