1. 用語
  2. 日本史 -あ-
  3. 県主(あがたぬし)

県主(あがたぬし)

大和政権の地方組織である県(あがた)の長。畿内の県主は大和国の六御県(むつのみあがた)の県主のように,朝廷の直轄領を管理し,蔬菜・薪炭・氷などの日常物資を貢納した。のちに主殿(とのも)寮の伴部(ともべ)となる葛野(かどの)県主(賀茂(かも)県主)はその典型である。一方,畿外の県主については,国造制成立以前におかれた大和政権の古い地方組織の長(政教一致)とみなす説,「隋書」倭国伝の記載によって,国造―県主(稲置(いなぎ))という2段階の地方統治組織が7世紀にあったと考える説などがだされている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう