1. 用語
  2. 日本史 -あ-
  3. 県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)

県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)

生没 ?~733.1.11 奈良前期の高級女官。東人(あずまひと)の女。はじめ三野(みの)王に嫁して葛城王(橘諸兄(もろえ))・牟漏(むろ)女王(藤原房前(ふささき)の妻)らをもうけるが,のちに藤原不比等(ふひと)の後妻となり,光明皇后らを生む。708年(和銅元)元明天皇の大嘗会のとき,天武朝以来の奉仕を賞されて杯に浮かぶ橘とともに橘宿禰(すくね)姓を賜る。721年(養老5)正三位に叙され,同年元明の危篤を契機に出家。死後に従一位,のち正一位と大夫人の称号を贈られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう