1931年(昭和6)に橘孝三郎が水戸市郊外に開いた私塾。正式名称は「自営的勤労学校愛郷塾」。農場を経営していた橘は,1929年荒廃しつつある農村を救おうとして愛郷会を結成,農村青年教育のため愛郷塾を創立。塾生は寄宿舎で合宿し,学課のほか農業実習などが教授された。橘は井上日召(にっしょう)の知遇を得て国家革新運動に関与,5・15事件では塾生による農民決死隊の変電所襲撃をもって参加した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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