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長州藩外国船砲撃事件(ちょうしゅうはんがいこくせんほうげきじけん)

幕末期に萩藩が下関で米商船・仏艦・蘭艦を砲撃した事件。尊王攘夷派の活動が最高潮に達した1863年(文久3)初め,上洛中の将軍徳川家茂(いえもち)は孝明天皇から攘夷期日の確定を迫られ,4月20日,ついに5月10日と奏聞した。この決定は諸藩に通達され,当日,萩藩は下関に仮停泊中のアメリカ商船を突然砲撃,続いて23日フランス艦を,26日オランダ艦を砲撃した。このため米・仏両国は翌月下関に報復攻撃を行った。以後,萩藩は下関の海峡を封鎖した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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