1. 用語
  2. 日本史 -ち-
  3. 中宮寺 半跏思惟像(ちゅうぐうじはんかしいぞう)

中宮寺 半跏思惟像(ちゅうぐうじはんかしいぞう)

寺伝では如意輪観音像と伝えるが,この期の半跏思惟像は弥勒菩薩である可能性がある。材は8世紀半ば以前の木彫像の通例である樟(くすのき)を用いるが,特異な木寄せがみられる。現在表面は黒漆であるが,本来は彩色像。造像年代は7世紀後半と考えられる。像高87.0cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう