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茶会(ちゃかい)

飲茶を楽しむ会。古くは寺院の献茶儀式の集りから始まった。のち茶事(ちゃじ)とか茶の湯興行・茶寄合いなどといわれた。南北朝・室町時代の茶会はもっぱら闘茶(とうちゃ)会をさす。「二水記」の享禄3年(1530)11月条の「午後向 正親町第 有 茶会」の記事が初見。茶道成立後はその種類も多くなり,昼・夜・暁・朝・飯後(はんご)・不時(ふじ)・跡見(あとみ)・独客の各茶会がある。また季節によって大福・春・風炉(ふろ)・名残・口切りの茶会にわけられる。いずれも主客の一座建立(いちざこんりゅう)と一期一会(いちごいちえ)の観念が重視される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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