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千葉常胤(ちばつねたね)

生没 1118.5.24~1201.3.24 平安末~鎌倉初期の武将。桓武平氏良文流の千葉常重の子。下総国千葉荘に住み,千葉介・下総権介と称する。1135年(保延元)同国相馬御厨(みくりや)を相続,その支配をめぐり国守藤原親通や源義朝・平常澄と対立。その後,義朝に従い保元の乱にも参加するが,義朝の死後,佐竹氏に相馬御厨を奪われる。80年(治承4)石橋山の敗戦後,房総にのがれた源頼朝を迎え,国内の敵対勢力を制圧し,鎌倉入府を進言した。同年頼朝の佐竹討伐により相馬御厨の支配を回復。84年(元暦元)源範頼に従って平家追討のため西海に下り,89年(文治5)東海道大将軍として奥州合戦に出陣。のち下総国守護。頼朝に厚く信頼された幕府創業以来の功臣。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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