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智積院 障壁画(ちしゃくいんしょうへきが)

もと祥雲寺の障壁画群。祥雲寺は豊臣秀吉が長男鶴松の菩提寺として創建したもので,障壁画は長谷川等伯(とうはく)とその一門が描き,1593年(文禄2)には完成。豊臣氏滅亡後に祥雲寺の堂宇は智積院に与えられた。金地に濃彩で巨木に四季の草花を配した「桜図」「楓図」(いずれも国宝)などは,桃山時代の典型的な金碧障壁画様式を示す。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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