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円座(えんざ)

「わろうだ」とも。菅(すげ)や藺草(いぐさ)・真菰(まこも)などの茎葉を渦巻状に平たく編んだ敷物。直径60~90cm,厚さ3cm程度で,板敷・床子(しょうじ)・畳の上などに敷いて1人ずつ座った。菅円座が古くから利用された。平安時代の儀式では,円座を綾や絹で包み,身分によってその縁に使われる錦の色が異なった。中世は一般に用いられたが,近世には綿の座布団にかわった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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