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縁切寺(えんきりでら)

駆込(かけこみ)寺・駆入寺とも。離縁状を渡さない夫に対して妻から離婚を求める方法が限定されていた江戸時代に,一定期間(約3年間)尼として奉公することで,女性からの離婚を可能とする特権をもった尼寺。女性救済に活躍したといわれる北条時宗の妻覚山尼(かくさんに)を開山とする神奈川県鎌倉市の臨済宗東慶(とうけい)寺や,徳川氏と関係が深く,家康の孫千姫(せんひめ)が豊臣秀頼と離縁する際,身代りの俊澄尼が入寺したという群馬県太田市にあった時宗満徳寺が有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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