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衛府(えふ)

律令国家における宮都守衛の中央軍隊組織。大宝・養老令制では衛門府(えもんふ),左右衛士府(えじふ),左右兵衛府(ひょうえふ)の五衛府の体制であったが,707年(慶雲4)授刀舎人(たちはきのとねり)寮がおかれ,これが728年(神亀5)中衛府(ちゅうえふ)に発展,さらに授刀衛(じゅとうえい)(のち近衛府(このえふ)と改称)・外衛府(がいえふ)が新設され,一時八衛府体制となった。以後改称・統廃合をへて,811年(弘仁2)左右衛門府・左右兵衛府・左右近衛府の六衛府体制となり,後世まで存続した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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