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択捉島(えとろふとう)

千島列島南部にある島。東に得撫(ウルップ)島,西に国後(くなしり)島を望む。島は北東から南西に展開し,面積3183平方キロメートルで,列島中最も広い。散布(ちりっぷ)山(標高1587m)を最高峰とする火山島。急峻な南東岸にくらべ,北西岸は緩傾斜で平地も開け,蘂取(しべとろ)・別飛(べっとび)・紗那(しゃな)・留別(るべつ)の立地をみた。南東岸中央の単冠(ひとかっぷ)湾は結氷せず,湾奥に年萌(としもえ)港が位置した。この湾はハワイ攻撃への連合艦隊集結地でもあった。第2次大戦後はロシア(旧ソ連)の施政下にある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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