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荏胡麻(えごま)

荏とも。シソ科の1年草。インド・中国原産の油料作物。縄文時代の遺跡から出土し,古くから利用された。「延喜式」によれば,山城・尾張・美濃3国が交易雑物として貢進している。中世には瀬戸内海沿岸で栽培され,もっぱら社寺や公家の灯油として用いられた。石清水八幡宮の大山崎油座に属する商人が,荏油の製造・販売の特権を握って繁栄した。近世には灯油は菜種油・綿実油にかわった。実は胡麻の代用となり,搾り粕は肥料や牛馬の飼料にも用いられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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