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会合衆(えごうしゅう)

「かいごうしゅう」とも。室町・戦国期の都市,和泉国の堺や伊勢国の宇治山田・大湊(おおみなと)などにみえる都市共同体の運営にあたる上層町衆の指導者。堺では「蔗軒(しゃけん)日録」に,文明年間の鎮守開口(あぐち)神社の祭礼頭役を毎年2人の会合衆が勤めたとあるのが初見。堺における会議の場である地下公界(じげくがい)会所が堺北荘の経堂(きょうどう)にあり,当時の構成員は10人。彼らは納屋衆(なやしゅう)ともよばれ,倉庫業を営み貿易商・金融業などをかねた豪商が多かった。戦国期には36人いたと記されるが,組織的整備によるもので基本的に10人だった。伊勢神宮の門前町では,宇治六郷・山田三方(やまださんぽう)の自治組織があり,御師(おし)(権禰宜)が会合所年寄として町政を勤め,外港大湊でも鎮守日保山八幡宮を会所に,会合衆が船から入港税を徴収し町政を行った。その多くは廻船業者で,大名の御用商人を勤め,のち東南アジアに進出する貿易商人角屋(かどや)もここから発展した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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