大坂の人形浄瑠璃興行劇団名および劇場名。寛政期に初世植村文楽軒が創設。当初は文楽の芝居とよばれ,1872年(明治5)文楽座を名のる。1909年に興行権が松竹に移ったが,文楽座の名称は存続。その後諸座が統合されて文楽は人形浄瑠璃の代名詞となった。63年(昭和38)の文楽協会設立で座(劇団・劇場)名としては消滅した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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