文芸戦線(ぶんげいせんせん)
1924年(大正13)6月「種蒔く人」を継承して小牧近江(おうみ)・青野季吉(すえきち)・金子洋文(ようぶん)・山田清三郎らが創刊したプロレタリア文学雑誌。25年12月に結成された日本プロレタリア文芸連盟の機関誌的存在。32年(昭和7)7月の廃刊まで全95冊。ほかに葉山嘉樹(よしき)・平林たい子・林房雄・千田是也・中野重治らが評論・小説を書いた。政治的には社会民主主義の立場をとり,ナップ派の「戦旗」と鋭く対立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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