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不破関(ふわのせき)

古代,美濃国に設けられた関。三関(さんげん)の一つ。「日本書紀」の壬申の乱の記事にみえるので天智朝の設置と考えられる。関跡は1974年(昭和49)から行われた5次にわたる発掘により,岐阜県関ケ原町松尾に所在することが確認された。規模は東西約460m・南北約432mにわたり,藤古川や土塁によって防備を固め,中央を東山道が通過していたと考えられる。三関は789年(延暦8)に廃止されたが,その後も固関(こげん)の対象とされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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