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古田織部(ふるたおりべ)

生没 1544?~1615.6.11 織豊期の大名茶人。美濃国生れ。名は重然(しげなり)。千利休の高弟で七哲の1人。はじめ織田信長に仕え,のち豊臣秀吉に従って諸戦に活躍。1585年(天正13)従五位下織部正に叙任され,ついで山城国西岡に3万5000石の知行をえた。2代将軍徳川秀忠の茶道指南役として名をはせた。武家好みの動的で,豪壮・華麗,斬新な感覚で多くの作品をうみ,茶道を大きく改革。茶室には猿面茶室・八窓庵・燕庵があり,茶器は沓形茶碗・餓鬼腹茶碗・織部形伊賀水指などがある。大坂夏の陣で,豊臣方への内通の嫌疑をかけられ切腹。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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