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風流踊(ふりゅうおどり)

小歌などの流行歌謡にのせ集団で踊る踊り。15~16世紀に流行した。元来「風流」とよばれる固有の芸能はなく,風流の趣向をこらした諸芸能のうち囃子物(はやしもの)が発展し,15世紀前半からしだいに念仏踊などと融合して原形ができたらしい。若い男性を主とした大勢の人間が,統一された衣装・テーマで着飾り,頭の飾り物や踊りの持ち物もそろえ,同じ振りで踊る。現在西日本各地に残る伝統的な盆踊のルーツともいえる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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