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史部(ふひとべ)

(1)大和朝廷で代々書記にあたった氏族,またはその職。史部の多くは史姓をもつ渡来系氏族で,代表的なものが東西史部と称された東漢直(やまとのあやのあたい)と西文首(かわちのふみのおびと)であった。「日本書紀」雄略2年10月条に史部として身狭村主青(むさのすぐりあお)と檜隈民使博徳(ひのくまのたみのつかいはかとこ)がみえる。(2)史戸とも。大化前代の部。朝廷の文筆をつかさどる史の資養にあたった部。「日本書紀」雄略2年10月条に設置記事がみえる。大和・摂津・近江・備中・越前・陸奥などの諸国に存在。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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